60兆って、いくつ?
人の体は60兆個の細胞からできている。
と言われても、ロクジュッチョーがどのぐらいの多さか、リアルに感じられるだろうか?
とても無理。だから広さや長さを表すとき、
東京ドーム0個分とか富士山の0倍なんて言い方をする。
それじゃ、60兆を1列に並べてみたらどんだけ長いんだ。
人の細胞の平均的な大きさは0.01mmだそうです。
デザインの現場では0.1mmの細い線をよく使うが、その中に人間の細胞が10個ぐらい並ぶわけだ。
見えるわけないか。
そのまま1つずつ並べていくと、
0.01mm×60,000,000,000,000=60万kmになります。
でも60万kmって長さがピンとこない。どのぐらい長いんだ?
地球1周が4万km。自分の細胞をずーーーっと並べていけば、なんと地球を15周もできてしまう。
地球を1周したことはもちろんないけど、なんとなく60万kmが実感できてきた気がする。
雨のなまえ
一雨ごとに寒さが増してくる。秋時雨とでも言うんだろうか。
秋雨
梅雨
五月雨
お湿り
霧雨
小雨
氷雨
・・・
雨のなまえ、いくつあるんだろう、と手近の辞書を開いてみた。
小さいものだが、雨をあらわすことばが394個も載っている。
こんなにあるんだ。もちろん、ほとんど使わない、知らない、ことばだ。
糸雨、煙雨、寒雨などは字を見て、どんな雨か想像できる。
なかに、洗車雨(せんしゃう)というのもある。
あ~っ、雨が降って洗車してくれることか、などと考える。
意味はあってるが、洗うのは自動車じゃなく牛車だった。
陰暦7月6(7)日に降る雨のことを、こう呼ぶそうです。
この日付でピンとくるように、彦星が織姫に会う為に牛車を洗うとき降る雨が洗車雨。
ほかにも、盗人雨(ぬすびとあめ)、猫毛雨(ねこんけあめ)、月の雨、虎が涙、
もーっ、知らないことばの土砂降り。
GATE
ドキュメンタリー映画「GATE」。
近くのホールで上映されたので見てきました。
原爆が投下された広島で燃えていた火が、福岡県星野村で灯し続けられてきた。その火を人類最初の核実験場まで運び、消すことによって破滅の円環を閉じようと、長崎の禅僧たちがアメリカ、ニューメキシコ州の核実験場を目指し行脚する。
原爆の火がそこに到着した時、実験場のゲートは開かれるのか?
ゲートが開いたかどうかは書きませんが、
映画に無かったことで、上映後、監督のマット・テイラーさんが語ったことを紹介します。
ゲートを開けてくれるよう担当の役所に何度も足を運ぶうち、
この件がホワイトハウスまで伝えられたそうです。
そして原爆の火が到着する前日、当時のブッシュ大統領が実験場を訪れ、
大統領としてGate開けることに「YES」とは言えないが、人間として「NO」とも言えない、
開けるか開けないかの判断は、当日の衛兵の判断に任せる、と言って去ったそうです。
日本だったらこんな場合、即刻「NO」だろうな~。
GATE 公式サイト
http://www.gate-movie.jp/
追記
AFP通信のサイトで興味深いニュースがありました。
http://www.afpbb.com/article/war-unrest/2660975/4866420
イギリスで9~15歳まで2000人の子どもたちを対象にしたアンケート調査で、
世界で初めて核兵器を使用した国を問う質問に、
「41%が米国と正答した一方で、被爆国であるほうの日本を31%が選んだ。またドイツを選んだ回答も19%あった。」
いや~、そんな認識なんだね~。