2010年8月16日 | rakuan

昨日は8月15日、近所のあちらこちらで送り火が焚かれていました。
東京では7月にお盆を行うところが多いようですが、
この辺りはまだ農家も多く残っていて、
古くからある家の前では、このようにやさいに棒を刺し、その前で火を焚きます。
先日、府中市に住んでいる友人と話をして初めて知ったんですが、
多摩地区の旧家では、お盆を7月の終わりから8月の初めに行うそうです。
以前は養蚕が盛んな土地で、7月、8月ともに15日前後は農作業が忙しく、
お盆どころではなく、やや手が空く8月1日になったそうです。
仕事の都合で、宗教行事の時期を変えちゃうのか、という気がしますが、
もともと、旧暦の盂蘭盆の時期は8月15日とも違っているわけだから、
まあ、生きてる子孫の都合にあわせても先祖さまたちは許してくれるだろう、
というわけですね。
2010年7月18日 | rakuan

近所にかぼちゃ泥棒が出た!
このところ野菜が値上がりしてたからな〜。
2010年7月15日 | rakuan

7月12日、松山市の愚陀仏庵の裏山が崩れ、木造2階建ての建物が全壊した。
たまたま坪内稔典さんの本を読んでいる途中で、夏目漱石が松山での中学教師時代に住んでいた建物であることを知った。
明治28年のころだから、まだ小説を書き始める前、28歳の一教師にすぎなかった青年漱石が暮らした寓居だった。自ら愚陀仏庵と名づけて8月末から50日間は、正岡子規とも同居している。1階に子規、2階に漱石が住んだそうだ。再建された建物の写真(松山市サイトからダウンロードしました)を見ると、大学予備門からの友達同士で住むのに手ごろな家だったことがわかる。
この家に、子規の俳句仲間が毎日のように集まり句会が行われて、漱石もそのなかで俳句を作ったそうで、
文豪同士の付き合いというと不仲な話が多いけど、終生(といっても子規は7年後には早世してしまうが)親友だった二人の住居、もう一度再建してほしい。
2010年6月29日 | rakuan
ジューンブライドはよく聞く言葉だが、ジューンドロップとは初めて知った。
英語圏ではジューンドロップといって、6月に見られる果樹の落果のことを、そのように呼ぶそうです。
木が自分自身で多すぎる実を落として調整するのだそうです。
そのような言葉を知って近所を見てみると、柿や栗の木の下に実が落ちている。
そういえば、以前から、木の下に熟す前のたくさんの実が落ちていたことを思い出した。
普段から目にしていても、気に止めないで見ていると、ただ通り過ぎているだけ。
道端に転がっている石ころと変わりのない存在だったのに、
ジューンドロップという言葉を知ってから柿や栗の見ると、ちょっと違って見えてくる。
魚やカエルなどの動物でも、成長する間に他の動物に捕食されたりして、
数が減ることを見越して、やたら多くの卵を産むが、そんな事とも通じる自然の戦略なんだろうか。
さらに妄想が広がっちゃって、
人間の約160億個の脳細胞は、1日の10万個が死んでいく、と聞くと、自分の頭の能力がどんどん衰えていく気がするが、
元々、脳細胞なんてそんなに必要ないのだろう。
いったんすごい数の細胞を作っちゃったけど、栄養や酸素の無駄を無くすために、
不要な部分を剪定してるだけなんだ。
ん、無くなっていくってことは、元々いらないものだったんだ。気にしない、気にしない。
と、俳句の季語1つで、こんなことまで想像してしまいました。
2010年6月6日 | rakuan

今年、はじめてヤモリが姿を見せた。
いつも今頃やって来て、台所の窓で虫を待つ。窓のすぐ上に蛍光灯があり、夜になると羽虫たちが集まる。それをねらってヤモリもやって来る。ヤモリにとっても台所とうわけだ。
体の大きさやしっぽの長さの違いを見ていると、だいたい3〜4匹がやって来ているようだ。
同時に2匹が現れることは、まずない。
夏も本番になる頃、ちっちゃなヤモリが、家の中に入り込んでくることがある。迷い込んできた体長2~4cmぐらいの子ヤモリを外に出そうと捕まえると、キーッキーッと小さな鳴き声をあげる。
毎年のことなので、まるでヤモリを飼っている気分になる。
2010年6月1日 | rakuan

6月1日は、衣替えの日?
いやいや、太公望にとっては、鮎釣解禁日。
自転車やバイクでやって来る人も多く、けっこうな賑わいです。
iPadを買うのに並んだりしないだろうけど、平日にもかかわらず、みんな川へやってくるんだな〜。
やっぱり初物というのが大事なようで、明日になると、とたんに人がまばらなっちゃいます。
でも、1年間心待ちにする日があるというは、なかなかいいな。